晴れ時々ジャズ -3ページ目

晴れ時々ジャズ

日々の雑感とともに、フランスを中心に最新の欧州ジャズについて書いています。

 

4個のうち(1)と(2)はDVD(PAL方式)。

(1) Anna Maria Jopek / Farat (Universal Music Polska 9813872)
(2) Uz Jsme Doma / 20 LETU FLYEARS LIVE at ARCHA (MG MAM287-9)
(3) Uz Jsme Doma / JESKYNE - CAVES (MG MAM833-2)
(4) Uz Jsme Doma / POHADEK ze ZAPOTREBI ZNOVUUDELANI FORTELNE (MG MAM841-2)

(1)聴いてるのはインストだし、そもそもAnna Maria Jopekの声質は自分好みではないような気がしてるので彼女のCDは1枚も持ってない。では、なんで今頃このDVDなのかというと、ピアニストがLeszek Mozdzerだと判明した(というか忘れてた?)から。美人に弱い夫のほうが、私なんかよりもずっと観るのを楽しみにしてたりする。

Anna Maria Jopekのホームページ(日本語)。

 

 

 

 


(2)ライヴ収録とドキュメンタリー収録の2枚組。が、しかーし!チェコ語なんて挨拶の「ahoj」しか知らんやん...ということに、届いてから気ぃついたけど、英語字幕ついてるらしい。

(3)(4)通販サイトにあった“元祖アホアホ系”という惹句が気になって気になって...。とにかく、いっかいちゃんと聴いてみんことには話にならんと思った。

Uz Jsme Domaのホームページ。

https://uzjsmedoma.com/

 

 

本日のオマケはありません。

しからば、ごめん!

 







 

大手ではない独立系レーベルのサイトを覗いて、新しい音楽との出会いを期待しつつ音源を試聴するのは楽しい。
Cuneiform Records というレーベルには「これ、ジャズとちゃうんちゃう?」みたいな作品のほうが多いような気がする。私の手元にあるのはたったの3枚だけ。だが、1969年に行われた John Surman(著名な英ジャズマン) : Flashpoint NDR Jazz Workshop を CD+DVD (スタジオライヴ、モノラル・レコーディング、モノクロ映像)でリリースしたかと思えば、Art Zoyd(仏チェンバー・プログレ)の未発表ライヴ&未収録音源を一挙リリースするなど、なかなか目が離せないレーベルである。

Cuneiform Records

http://www.cuneiformrecords.com/

https://cuneiformrecords.bandcamp.com/


なかでも、スイス出身のトリオ Schnellertollermeier(シュネラートラーマイヤー)が面白いと思った。

Schnellertollermeier

Andi Schnellmann    electric bass
Manuel Troller         electric guitar
David Meier             drums & percussion

この編成でJohn Scofield Trioみたいな演奏を想像してたらズッコケます。ミニマル、実験音楽色が強く、場面によってはプログレ、ノイズなどで、洗練された音作りが際立っている。ジャズの範疇にはぎりぎり入るかな。

Schnellertollermeierのプロフィールはココが参考になりそう。


https://www.eda.admin.ch/countries/japan/ja/home/news/agenda.html/content/countries/japan/ja/meta/agenda/2018/10/Schnellertollermeier


まずは、2012年の演奏。威勢は良いが、まだ洗練されていない印象を受ける。
YouTube : schnellertollermeier - Cheerleader

 

 

 

2015年の演奏。
YouTube : SCHNELLERTOLLERMEIER - Schaffhauser Jazzfestival 2015

 



2017年の野外フェス。ざわついていた聴衆がしだいに静まり、演奏に引き込まれてどんどんエキサイトしていく。
YouTube : Schnellertollermeier RIGHTS Bad Bonn Kilbi 2017

 

 


動画を見る限り、演奏はおそらく全て人力。ドラムにいたっては、基本セットからタムタム1個外しましたみたいな感じ。シンプルな編成ながら出てくる音が斬新。独創的でアイディアに富み、手の込んだ作編曲がなされている。それにしても阿吽の呼吸かテレパシーかハードなリハーサルの賜物かわからんが難しそうなキメもバッチリ。この三人組の演奏は凄い!

Schnellertollermeierは、2018年と2019年に来日公演を行ったらしい。2019年の京都公演は知っていたのだけれど...。


特にこの曲が好き。ジャケットデザインもいい。

 

Schnellertollermeier - 209 Aphelion

 

 


Schnellertollermeier - Rights

 

 

 

Schnellertollermeier - X

 

 

 

以上、備忘録。

 

Andy Emler, Claude Tchamitchian, Eric Echampardからなるトリオ ETE が、レコーディングのため今年の1月からla Buissonneのスタジオに入っていたらしく、新譜は秋に Label la Buissonneよりリリースされる予定。

https://www.citizenjazz.com/Andy-Emler-trio-ETE-en-studio.html

la Buissonneのスタジオで録音されたCDは音が良い。作品によっては、自宅のオーディオがまるで高級機種にグレードアップしたかのような生々しい音を聴かせてくれることもしばしば。スタジオのオーナー兼録音技師のGerard De Haroは、実にいい仕事してる。


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Marc Ducretのサイトによると、今年2月と3月にそれぞれ別のソロ作品となるレコーディングを行ったようである。2月はTim Berneへのオマージュ作。3月は自作曲のほかBartokやAndy Emlerなどの曲を録音したらしい。

リニューアルされたMarc Ducretのbandcampサイトではスコアの公開やライブ配信も予定されている。

https://marcducret.bandcamp.com/


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大好きなドラマーStephane Gallandの参加で前々から気になっていたSHIJIN。2作目のアルバムにStephane Guillaumeが参加していることで注目している。

https://shijin.bandcamp.com/album/theory-of-everything-full-length

■ SHIJIN / THEORY OF EVERYTHING

Laurent David : Electric Bass, Composition, Production
Stephane Guillaume : Tenor and Soprano Saxophones, Flutes, Bass Clarinet, Composition
Malcolm Braff : Piano, Rhodes, CP-70, Composition
Stephane Galland : Drums, Composition

しかしなあ...誰が考えたのか、この新譜のミュージックビデオがどう考えても変過ぎる。演奏はけっこうハードでシリアス路線なのに「さてお立合い!ブリッジでござい!」だの「ほら、ここでサックスのソロが入るよ」だの「変なノイズが入るパートです」だのとお節介なテロップが流れるんである。たかがブリッジごときで大げさな(笑)しかも、どういうわけか時代遅れのチープな作りで「未確認飛行物体v.s.ガメラ」というストーリー仕立て。思わず笑いながら最後まで観てしもたやないかいな。


YouTube : SHIJIN - IMPLOSION - MUSIC VIDEO

 


以上、備忘録。


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※どうでもいいオマケ(独り言)

私は物持ちが良いらしい。学生の頃に「物を丁寧に扱うね」と友人に言われた時は「そうかなあ」とさして気にも留めなかったが、20年以上前の冬用コートを今も愛用していたり、12年前の iPod classic(120GB)が今も傷一つなくピカピカで、同じく12年前の富士通ノートPC(Windows7)を iTunes 専用として使っていたり、使っている携帯電話が買った当時のままのガラケーでこれもピカピだったりする。こういうことを人に話したり現物を見せたりすると「ええーっ、すごいなあ!」と、驚かれてしまうから、やはり私は物持ちが良いのだろう。

そういえば一昨年のこと、DENONのアナログプレイヤー(1975年製)がとうとう出音しなくなってしまったので買い替えを検討したことがある。しかし、予算の範囲で気に入るのが全く見つからない。今さら買い替えのために大枚を叩きたくはないし...と一時は途方に暮れた。予想通りメーカーのウェブサイトでは修理対象外だったが、ダメ元で近所の電気屋さんに相談してみるとDENONに直接電話してくれて、嬉しいことにメーカーでの修理が可能だという。RCAプラグとトランジスタの交換をしてもらって18,079円だった。ダイレクトドライブ方式採用の質実剛健タイプだからこそ修理が可能だったのだろう。
46年前に製造されたDENONのアナログプレイヤーは見事に復活して現役バリバリに戻り、ターンテーブルは以前と変わらない安定した回転で、ゆったりとしたピアノ曲を聴いていてもワウフラッターをほとんど感じさせない。これからもこのプレイヤーを大切に使っていこう。
余談になるが、レコードといえば、RIAA(全米レコード協会)によると、昨年は1986年以降で初めてレコードの売り上げがCDを上回ったそうだ。既に『アナログの逆襲』(デイヴィッド・サックス著)を読んでレコードブームについては知っていたし、「何にしてもアナログはええよなあ」と普段から思っているので、私は特に驚かなかったけれども。


※本日のオマケ

小学生がつくった俳句をダンスで表現している。ダンサーは畑中良太さん。面白い!

YouTube : おうちでアートやってみよう 畑中良太「身体(からだ)とコトバで遊ぼう-部屋をのりこえるダンス-」第1回 たくさんの 俳句おどると 汗きらり

 



もうひとつあったよ。これ、最高!

YouTube : おうちでアートやってみよう第3弾 畑中良太「身体(からだ)とコトバで遊ぼう-部屋をのりこえるダンス-」第2回 春の句を ほりさげてくと わが宇宙

 

 

 

 

 


届いたどんぐりは、DVD(PAL方式)である。

(1) ■ Thierry Eliez Trio 

(2) ■ Laurent De Wilde / Over the Clouds

(3) ■ Nuyen Le & guests / Songs of Freedom



※どうでもいいオマケ

去年の11月末に4期12年間携わった役を退任し、M協議会を抜けた。この12年間、自分の予定が犠牲になることも多くあり、特に毎年11月から12月にかけて多忙を極め、時には体調を悪くするほどだった。辞めると同時に重荷が取れて気分も晴れ晴れとし、「さあ、これからはもっと自由に、わがままに、好き放題に生きるのだ!」と思い、年が明けたら、COVID-19である。
近年、日本においてインフルエンザを原因として死亡する人は年間およそ3,000人であるということから、COVID-19についてこれほどまでに騒がれ大きく報道されるのは裏に何かあるのでは?と懐疑的だったのだが...。

全世界が苦しんだ2020年。
それでも、振り返ってみれば個人的には楽しいこともあった。


うっとこでおうち女子会(メンバーはいつものKさん、Yちゃんせんせ、私、食べる時だけ夫も)をして、ランチにスモーブロー(デンマークの伝統料理)を作って食べたこと。デザートはコーヒーとKさん手作りのチーズケーキだった。今年のおうち女子会はこの1回だけとなった。


Go To Travel 利用の来客があり、二日間にわたって一緒に観光を楽しんだこと。


捨てられて(たぶん)助けを求めてニャオニャオ鳴いてた子猫ちゃんを保護し、ひと月だけうっとこで大事大事に育てて凄く楽しかったこと。その後、里親さんに譲渡するまでのことは「黒猫ちゃん育児日記」としてこのブログに書いた。この可愛らしい黒猫ちゃんとの出会いと一緒に過ごした時間を、私は一生忘れないだろう。
黒猫ちゃんはその後、里親さんちでジジと名づけられ、大切にされて幸せに暮らしている。


Kさんを誘ってお弁当持ちでハイキングに参加したこと。ハイキングの道すがら、私ら二人のマシンガントークと笑い声が響き渡って秋の風情が台無しになってたかもしれん。


午後のカフェで女子会したのも楽しかったな。



さて、12月1日からドビュッシーの組曲「子供の領分」の第6曲目である Golliwog's Cakewalk の練習を始めた。
楽譜は全音のピアノピース。難易度はBで、これなら私にも弾けるかな。(と、思った)
が、しかーし!この楽譜、ミスプリント多過ぎるやないか。譜読みの段階で楽譜の誤りを発見すると、Yちゃんせんせに確認してからでないと練習を始められず、時間がもったいない。
なんで全音は訂正もしない楽譜をそのまま販売し続けるのか?
もう全音の楽譜は買わん!



12月も10日を過ぎると大掃除のスイッチがオンになり、夫を巻き込んで猛然と大掃除、プチ断捨離、整理整頓をしまくった。好天が多かったので掃除もはかどって、家じゅうピッカピカになった。



12月31日
朝起きたら雪だった。昼間も降り続き、30センチくらい積もったかな。
今日は、お節料理が早く出来上がったので、仕上げの掃除をした。BGMは、VINCENT ARTAUD / ARTAUD (B-Flat Recordings 6119862)。このアルバムはたまに無性に聴きたくなる時があって、年に一度か二度は必ず棚から引っ張り出している。エレクトロニクスとアコースティック、近現代音楽とジャズが融合し、ライヒやストラヴィンスキーの影響を受けていると思われる。VINCENT ARTAUDは、基本(?)ジャズのベーシスト(兼マルチ・インストゥルメンタリスト)でリーダー作は3枚しか出していない。ベーシストとしての参加作も多くはないので、あまり表に出てこない印象があるけれど、実は多方面に才能を発揮するアーティストのようだ。
VINCENT ARTAUDのサイトはこちら。

 

 

さて、来年はいったいどうなるのだろう。
 

ベッドとして使っていたフリースを敷いた白いプラカゴに黒猫ちゃんを入れて動物病院へと向かった。雨模様だから自動車を使ったが、エンジンをかけた時と走っている途中で3回ほど鳴いたので「大丈夫よ」「もうすぐ病院だからね」などとと声をかけるとすぐに鳴き止んでおりこうさんにしていた。
待ち合わせていた里親さんと一緒に診察室へ入る。段ボールの蓋を取ると、黒猫ちゃんはプラカゴの中でフリースに頭だけ突っ込んで隠れたつもりになっていたので可笑しかった。検温などひととおりの診察と採血するときに激しく抵抗はしなかったが体は小さくブルブルと震えていた。猫エイズウィルス感染症の検査結果は陰性だった。よかった!
爪切り、寄生虫駆除剤の塗布などもしてもらう。何度か哀れな声で鳴いただけで暴れたり爪を立てたりすることなく、よく頑張ったと思う。なんておりこうさんな黒猫ちゃん!
里親さんが持参したキャリーの中に使っていたフリースとともに黒猫ちゃんを入れて、診察室を出る。

動物病院で里親さんと別れ、帰宅して玄関を開けたとたん寂しさがこみあげてきた。もうこの家に黒猫ちゃんはいないのだ。

ご飯はいつもお行儀よく座ってパクパクと食べていた黒猫ちゃん。食後はたまにしゃっくりが出ていたね。寝起きの時のご飯では、途中で体をぐーんと逆U字型に伸ばしたりもしていたね。
最初からトイレの使い方が完璧だった黒猫ちゃん。決して粗相をすることがなかったし、後始末もちゃんとできていたね。
床に散らばった猫砂を掃除していると、ミニほうき&チリトリにじゃれついて邪魔しにきた黒猫ちゃん。床掃除のワイパーにじゃれつくのも好きだったね。
私が一緒だといつも張り切って遊んでいた黒猫ちゃん。一番のお気に入りはボールが取れたあとのピンクのゴム紐で、興奮してどこまでも走って追いかけたり、待ち伏せしては可愛らしい前足で素早く捕まえていたね。ふわふわした大きなぬいぐるみに襲いかかって噛みついたり蹴ったりして遊んでいたね。マスキングテープの芯や毛糸のボールで独りサッカーを楽しんでいたね。空の箱の中にシュバッと飛び込んで遊んだりもしていたね。
私の膝に乗って撫でられ、気持ちよさそうにゴロゴロいいながら目をつぶっていた黒猫ちゃん。たまに深い溜め息をついていたね。膝から降ろしてお休みを言うと「えー、そんなあ...」という顔して私を見上げてニャーニャー鳴いて抗議していたね。でも、そのあとは独りで静かに寝ていたから、毎晩おりこうさんだったね。

黒猫ちゃん、私にたくさんの楽しい思い出を作ってくれてありがとう。里親さんのご家族さんや先住猫ちゃんと仲良くして、いつまでも幸せに暮らしてね。



私なら黒猫ちゃんの名前をサティにしていただろう。エリック・サティ(Erik Satie 1866~1925 フランス)は今私が一番好きな作曲家。彼は文学酒場「黒猫」(Chat Noir)でピアノ弾きのアルバイトをしていたのだ。
9月15日のレッスンで先生に花丸を貰っていた曲は、サティ作曲の Danses de travers (冷たい踊り)だった。三部構成の、しなやかにたゆたうような、ミステリアスで美しい曲。私がこれまで弾いたサティの曲の中でいちばんのお気に入り。
この曲を黒猫ちゃんに捧げて「黒猫ちゃん育児日記」を終えることにしよう。

 

YouTube / Erik Satie - "Pièces Froides - Danses de travers" (1910) - Giovanni Maria Varisco

 

 










 

猫専用部屋以外で黒猫ちゃんを撮影したいが、洋間にはソファ、テーブル、ピアノ、オーディオ、天然木の壁、カーテンがあり、猫好みの狭い隙間が多く、ひっかき傷やケーブルの損傷も心配である。それにインテリアがブラウン系とブラックが基調で、ここだと黒猫ちゃんが背景に同化してしまう。和室は畳や障子、襖、仏壇があるし...。ということで、ホワイトが基調でコード類も少ないダイニングキッチンで撮影することに決めた。ダイニングキッチンは廊下の先にあるが、探検しに行ったと思ったらダダダッと駆け戻るを何度も繰り返し、慣れさせるのに3日を要した。

今日は長文は無し。黒猫ちゃんのいろんなポーズをお楽しみあれ。





ゴミ箱の匂いを嗅ぐ黒猫ちゃん。




食卓椅子の座面とテーブルの間の狭い空間で一息入れる。




マスキングテープの芯がお気に入り。



 

 

踏み台の上でおすまし。

 

 

 

明日は動物病院へ行くよ、黒猫ちゃん!

 

 

 

シャンプーはやめておこうと思っていたが、黒猫ちゃんを撫でていて獣臭いと感じることがある。そこで最近は1日1回、日中に蒸しタオルで体を拭く。固く絞ったミニタオルを袋(スーパーで貰える半透明の)に入れてレンジでチン。その袋をポケットに入れて入室。一枚づつ取り出して荒熱を取り、顔、顎の下、頭、背中、お尻と拭いてゆく。まず毛の流れに逆らって拭いてから毛の流れにそって拭くとよいような気がする。気持ちがいいのかゴロゴロいいながら体を拭かせてくれる。嫌がらなければ腹や足先も拭く。
ただし、これは黒猫ちゃんが狩りのモードに入っていないときに限る。膝に乗って甘えてくるようなときがいい。

爪切りもしたいが、嫌がって暴れるだろう。30日に行くのを予定している動物病院で爪切りを頼んでみようと思う。

 

今日は黒猫ちゃんを保護して28日目。推定生後二か月。近頃は黒猫ちゃんが膝に乗るとずっしりとした重みを感じていた。
そこで、さっそく3回目の体重測定をしてみる。



1000グラム!

保護 2日目    403グラム
保護21日目    865グラム
保護28日目   1000グラム

抱っこしてもさほど重さを感じないが、ほぼ牛乳パック1本分の重さである。大きくなったね、黒猫ちゃん!


しかし好きやなあ、箱が。



黒猫ちゃんの体重が増えた分だけ私の体重が減ってくれたらええのになー。アハハ!

黒猫ちゃんの男前ポートレイトを撮ろうと頑張ったけど、じぇんじぇんあかんかった。岩合光昭さんのようにはいかないのだ。
今日は長文は無し。
黒猫ちゃんのやんちゃなポーズをお楽しみあれ。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ますますエネルギッシュでランボーで暴れん坊な黒猫ちゃん。ご飯を一所懸命に食べ終えると必ず私の三角座りの脚の下へやってきて「ふあー、食った食った」と一息入れたら、なぜか猛然とトイレへダッシュする。前足で勢いよく猫砂を掘り、しかしふと自分の尻尾が目に入るのでついついじゃれついてしまい、気を取り直してまた猫砂をザクザクと掘る。これを何度か繰り返してやっと準備完了。トイレの最中はいつも真剣な表情である。済んだら匂いを嗅ぎ、前足で丁寧に猫砂をかけて後始末。
すると、たいていこの時点でアドレナリンが一気に体中を駆け巡り、テンションがマックスに達する。猫砂を盛大に蹴散らかしてトイレを飛び出ると専用部屋を走り回る。ズダダッ!と狭い場所へ滑り込み、シュバッ!と跳び出たかと思うと両手を広げて高くジャンプし、続いて背中と尻尾の毛を逆立てて体を高く上げバレリーナのように脚をぴんと伸ばしたまま斜め走りをする。丸椅子の上に跳び乗るわ、カゴへ跳び移ってひっかくわ、そこらへんじゅうに跳びついて爪を立てるわ、まるで見えない獲物を狙って捕獲しようと奮闘しているかのよう。また、ボールに襲いかかって激しく足蹴りし、そうかと思えば、トイレの猫砂の下に敷いてある新聞紙を噛みちぎり、細かい紙片にじゃれついたりもする。
こんな時、私は隅っこの床で三角座りをしてただ見守るだけ。下手に手を出すとこちらの身が危ない。黒猫ちゃんの変なダンスや乱暴狼藉を見物しながらゲラゲラ笑い、「好きやなー、紐が」とか「それはあんたの尻尾やで」などとツッコミを入れ、「オオッ!」とか「お見事ー!」などと感嘆の声を上げて楽しんでいる私である。

 

 

※ バレリーナっぽい斜め走りをする

 

 

(※ は、その日初めての確認事柄)